美容鍼灸プライベートサロン♯15|スタイルを形にするインテリアアイテムセレクト

引き続き、美容鍼灸サロンを新たに立ち上げるオーナー様のコーディネート実例をご紹介します。
前回は、サロンのコンセプト「ナチュラル × ジャパニーズモダン」に合ったマテリアルを選ぶことのについてお話ししました。
今回は、そのマテリアルを具体的にどのようにアイテムに落とし込んでいくかを詳しくご紹介します。


選んだマテリアルを活かした家具セレクト

マテリアルの方向性が決まったら、次に家具や小物の具体的なセレクトに進みます。このステップでは、見た目のデザインだけでなく、機能性や使い心地も重視しました。美容鍼灸サロンという特性上、お客様がリラックスし、自然に癒される空間を目指しています。

主な家具とその選定理由

  1. 待合スペースのラウンジチェア
    • 素材:ラタン材に、コットンリネンのクッションカバー。
    • デザイン:シンプルで柔らかなフォルムを採用し、ナチュラルな空気感を引き立てます。
    • ポイント:肘掛け部分に曲線を取り入れることで、和モダンの優雅さをプラスしました。
  2. 施術ルームのベッド
    • 素材:ナチュラルウッドのベースに、シックなアイボリーのファブリック。
    • デザイン:余計な装飾を排除し、機能美を追求。サロンの施術に集中できるデザインです。
    • ポイント:高さ選択が可能で、施術者の使いやすさも考慮。
  3. カウンターと収納棚
    • 素材:ラタンと木材を組み合わせたデザイン。
    • デザイン:木目調の温かみとアイアン金具のクールさを融合し、ジャパニーズモダンらしいコントラストを実現。
    • ポイント:収納力を重視しつつ、来店者から見える部分は美しさを意識しました。

空間を彩る小物の選び方

大きな家具が決まったら、次に空間を引き立てる小物の選定です。
ここでは、マテリアルを統一するだけでなく、サロンのテーマやコンセプトを連想できるアイテムを取り入れました。

選んだアイテムとその特徴

  1. 照明
    • 素材:陶器シェードを使ったペンダントライト。
    • 特徴:柔らかな光が空間全体を包み込み、お客様がリラックスできる雰囲気を作り出します。
  2. アートワーク
    • 素材:和紙に抽象的な墨絵をプリントしたパネル。
    • 特徴:伝統とモダンの融合を象徴するデザイン。壁面のアクセントとしても機能します。
  3. 観葉植物
    • 種類:シダやパキラなどのナチュラルな緑を選定。
    • 特徴:自然の要素を空間に取り入れ、リラクゼーション効果を強調します。

アイテムセレクト時のポイント

インテリアアイテムを選ぶ際、常に「サロンのテーマに合致しているか」を基準にしました。また、以下のポイントを意識することで、統一感のある空間を作り上げました。

  1. 色のバランス
    • 主にベージュ、ブラウン、アイボリーといったナチュラルカラーをベースにし、アクセントとしてブラックやダークブラウンを取り入れました。
  2. 素材感の調和
    • 木材やラタンなどの自然素材を多く使用する一方で、スチールや和紙といった異素材をバランスよく組み合わせました。
  3. 機能性と美しさの両立
    • サロンの実用性を重視しつつ、どこを切り取っても美しく見える空間づくりを心がけました。

次回は装飾の仕上げについて

これまでのアイテムセレクトにより、空間のベースが整いました。次回は、サロンの最終仕上げとして、照明器具の設置について、そして全体をどう整えていくかをご紹介します。
完成が近づいてきた空間が、どのように仕上がるのか、ぜひ次回もお楽しみに。